防災・減災教育理論研修講座

テーマ 地域における学校の役割 
日 時 201518日(木)
会 場 石狩教育研修センター
講 師
佐々木 貴子 氏 北海道教育大学札幌校教授
参加者 45
研修会

ようす

 
  昨年のDIG研修に続く防災・減災講座の第2段
 今年度は台風による被害によって、石狩管内でも避難勧告が出された。その際、いくつかの学校も避難所となった。
 いざ、このような事態になった場合、自分の学校で何をすればよいのか、何ができるのか、私たちが持っておかなければならない知識を講演していただいた。

文科省から出された資料を道研でまとめたものを活用した
「学校防災の推進」についての講義

 東日本大震災発生時の状況報告
 大川小学校の災害時の状況報告
 被災した学校職員の活動 24時間体制での学校待機
 情報が錯そうする様子
 マニュアル作成と実態に応じたマニュアル見直しの必要性

 市町村の防災計画を確認することが大切
 避難所運営マニュアルの確認
   →学校として特化したものではない
 学校は市町村の危機管理課と普段から連携しておく必要がある
   →備蓄は?運搬は?誰が最初に来る?・・・
 地域の町内会との連携が大切
   →町内会主催の防災訓練、学校を使った宿泊訓練なども
 教員は子どもの学習を確保することが最優先課題であり
 避難所運営の主とはなれない。地域住民が主体的に運営できるよう学校  施設や物品の所在把握などを知っておく必要がある。
 2mのひもの活用 避難所でのスペースを知る

 ワークショップ
  各市町村ごとに避難所運営マニュアルを確認し、各校の情報交換
  
 当日は悪天候の予報であったため、佐々木先生は予定JRよりも30分早く移動準備をしていた。心配していたことが現実となり、JRが運休になる。急遽地下鉄で新札幌に来てからタクシーを使い、何とか研修会に間に合うことができた。普段からの危機管理意識が役立つ場面を目の当たりにすることができた。